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一人暮らしの水道代の平均金額を地域・年齢別で紹介!節約する方法も解説

一人暮らしの水道代の平均金額を地域・年齢別で紹介!節約する方法も解説

「自分の水道代が安いのか分からない」「一人暮らしの水道代の平均っていくら」など、一人暮らしを始めた人は気になるのではないでしょうか。

本記事では、一人暮らしの水道代の平均金額を地域別・年齢別で紹介します。また、簡単にできる節約方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

一人暮らしの水道代の平均金額は2,239円

総務省統計局が公表している「家計調査」(2023年)によると、一人暮らしの水道代の平均金額は2,239円です。調査を開始した2007年の水道代の平均金額は1,905円ですので、水道代が全体的に値上がりしていることが分かります。

地域別・年齢別に一人暮らしの水道代の平均金額を見ていきましょう。

  • 【地域別】一人暮らしの水道代の平均金額
  • 【年齢別】一人暮らしの水道代の平均金額

【地域別】一人暮らしの水道代の平均金額

地域別での一人暮らしの水道代の平均金額(2023年)は、以下のとおりです。

地域平均金額
北海道・東北2,603円
関東2,177円
北陸・東海2,348円
近畿2,085円
中国・四国2,225円
九州・沖縄2,201円
全国平均2,239円

参考元:政府統計の総合窓口

地域別で見てみると、一番水道代が高い地方は北海道・東北(2,603円)で、一番水道代が安い地方は近畿(2,085円)となっています。北海道・東北地方のみ全国平均より大きく上回っていますが、その他の地方は全国平均とあまり差がありません。

地域ごとにインフラの整備状況は異なるため、差が出てしまうようです。

【年齢別】一人暮らしの水道代の平均金額

次は年齢別の一人暮らしの水道代の平均金額を見ていきましょう。

年齢平均金額
34歳以下1,774円
35~59歳2,222円
60歳以上2,431円
65歳以上2,433円
全国平均2,239円

参考元:政府統計の総合窓口

年齢別に見てみると、年齢が高くなるほど水道代の平均金額も比例して高くなることが分かります。年齢が高くなると自宅で過ごす時間が増えるため、水道を使う頻度も高くなると予想されます。

一人暮らしの水道代がかかる場所は?     

日常生活においてお風呂・キッチン・トイレなどさまざまな場所で水を使います。水道代が一番かかる場所はどこでしょうか。東京都水道局の「令和3年度 一般家庭水使用目的別実態調査」によると、家庭での水の使われ方は以下のとおりです。

用途割合
お風呂43%
トイレ20%
洗濯16%
炊事15%
洗面・その他6%

参考元:東京都水道局

家庭内ではお風呂で水を使う割合が一番多くなっています。お風呂・トイレ・洗濯の順に節約を意識すれば、水道代を効率よく抑えられます。

一人暮らしの水道代を節約する方法

上記で紹介した家庭での水の使われ方の内訳をもとに、一人暮らしの水道代を節約する方法を紹介します。

  • 【お風呂編】水道代を節約する方法
  • 【トイレ編】水道代を節約する方法
  • 【洗濯編】水道代を節約する方法
  • 【炊事編】水道代を節約する方法

それぞれについて見ていきましょう。

【お風呂編】水道代を節約する方法

一人暮らしであれば、湯船にお湯をためるよりもシャワーで済ませるほうが節約になります。そのため、2~3日に1回は湯船で残りはシャワーといったように、湯船につかる回数を減らすことを考えましょう。

その他にもお風呂に関する節約方法は、以下のとおりです。

●お湯を満タンまでためない
●水を入れたペットボトルを入れてかさ増しする
●節水できるシャワーヘッドに変える
●必要のないときはこまめに止める

節水できるシャワーヘッドによっては、持ち手に止水機能のついたものがあり、こまめに止めるときに便利です。

【トイレ編】水道代を節約する方法

トイレに関する節約方法は、「大」と「小」の使い分けを意識しましょう。固形物がある場合は「大」、固形物がなければ「小」です。不必要に「大」ばかりを使わないように意識しましょう。

【洗濯編】水道代を節約する方法

一人暮らしでは自分のものだけを洗濯するため、1回あたりの洗濯物はあまり多くありません。そのため、少量をこまめに洗濯しがちになってしまいます。

しかし、頻繁に洗濯すると水道代がかかってしまうため、なるべくまとめて洗濯するように心掛けましょう。また、湯船にお湯をためたときは、残り湯を洗濯に使うことで節約になります。

残り湯を洗濯に使うことに抵抗がある人は、「すすぎ」を2回以上してください。2回以上すすぎをすることで、ほとんどの細菌を除去できます。

【炊事編】水道代を節約する方法

炊事(キッチン)では、調理や食器を洗うときに水を使います。特に食器を洗うときは一番水を使うので、節水を意識しましょう。具体的には、汚れているお皿は事前にティッシュやキッチンペーパーなどで拭いておくと、水を使う量を減らせます。

また水を出しっぱなしにして洗うよりも、水を容器にためて「ため洗い」をしたほうが水道代の節約に効果的です。

一人暮らしの水道代に関するよくある質問

一人暮らしの水道代に関するよくある質問は、以下のとおりです。

  • シャワーと湯船にお湯をためるのはどちらが安いの?
  • 銭湯に行くほうが水道代は安くなる?
  • 飲み物を買ったほうが水道代は安くなる?
  • 光熱費を抑えるなら電気代を節約したほうがいいの?

それぞれについて見ていきましょう。

シャワーと湯船にお湯をためるのはどちらが安いの?

シャワーと湯船にお湯をためるのは、シャワーで済ませるほうが水道代の節約になります。

<湯船にお湯をためた場合>

180リットル×0.24=43.2円

※1リットルあたりの単価を0.24円とした場合

<シャワーを10分間流しっぱなしにした場合>

120リットル×0.24=28.8円

シャワーで済ませたほうが14.4円の節約です。また湯船にお湯をためた場合でもシャワーを使いますので、さらに水道代がかかります。

銭湯に行くほうが水道代は安くなる?

銭湯に行くと自宅でお風呂に入らずに済みますが、利用料がかかるため総合的に考えれば割高になります。節約したい人は節水機能付きのシャワーヘッドに替えて、シャワーで済ませましょう。

飲み物を買ったほうが水道代は安くなる?

結論からいえば飲み物は買わずに、水道の水を使うほうが節約になります。例えば2リットルの水を購入した場合、安くても約50円です。水道の水の場合は地域や使用量で異なりますが、1リットル約0.24円です。

1日に必要な水分量(成人)は約3リットルですので、水道代は0.72円、水を購入すれば約70円になります。そのため、水道を使ったほうが節約になります。さらに水道代を節約したい場合は、無料で水をくめる場所で水をくむといいでしょう。

光熱費を抑えるなら電気代を節約したほうがいいの?

一人暮らしの光熱費を抑える場合は、水道代よりも電気代を節約したほうが効果的です。一人暮らしの光熱費の内訳は、以下のとおりです。

光熱費の内訳平均金額
電気代6,726円
ガス代3,359円
他の光熱費720円
水道代2,239円
光熱費合計13,045円

参考元:政府統計の総合窓口

光熱費の内訳を見ると、電気代が約半分を占めています。そのため、光熱費を抑えたい場合は、水道代だけでなく電気代を節約しましょう。一人暮らしの電気代の節約方法については、こちら「一人暮らしの電気使用量は?平均的な電気代を知って節約につなげよう | 電気や環境問題のことならシナネンあかりの森メディア」の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

まとめ

総務省統計局が公表している「家計調査」(2023年)によると、一人暮らしの水道代の平均金額は2,239円です。日常生活においてお風呂場で一番水を使うため、「シャワーで済ませる」「こまめに水を止める」などを意識しましょう。

光熱費を抑えたい場合は、水道代よりも電気代の節約を意識してください。電気代を節約する場合は、電力会社の乗り換えが効果的です。シナネンあかりの森でんきの料金プランは、市場流動型プランです。

電気を使う時間帯を意識することで、無理なく節約できます。特に一人暮らしであれば電気を使うタイミングが自分次第なので、電気を使う時間帯を調整しやすいです。光熱費を抑えたい場合は、電力会社の乗り換えを検討してみましょう。