新江ノ島水族館主催「第167回えのすいecoデー」ビーチクリーンに参加
今年、20周年を迎えた新江ノ島水族館では、4月に生まれたゴマフアザラシが大人気。
ゴマフアザラシ「ココア」
2024年 4月 19日生まれ(メス)
(提供/新江ノ島水族館)
えのすいでは初となるゴマフアザラシの赤ちゃん誕生だそうです。
生まれたばかりの白い体から、すっかりゴマ柄に成長して、とても元気に泳いでいる姿が見られました。(写真が上手に撮れず、残念です…)
実は、近年、野⽣のアザラシの⽣息数は減少傾向にあるそうで、主な要因に気候変動による流氷の減少が挙げられます。(参照:アドベンチャーワールド 2023.7.20ニュースリリース)
愛くるしい姿のゴマフアザラシですが、ぜひそういった観点からも見ていただけると良いなと思っています。
新江ノ島水族館では、生物に関する生態学(エコロジー)、そして環境を考える活動(エコアクション)の2つの側面から、独自に「えのすいeco」活動に取り組んでいます。
このたび、新江ノ島水族館が主催する「第167回えのすいecoデー」に、あかりの森プロジェクトも参加いたしました。
実施日の8月18日(日)は台風の影響や猛暑日も心配されましたが、少し曇った日で比較的暑さが和らいだ朝を迎えました。
夏は、1時間早いえのすいecoデーのスタートです。
8:30過ぎから続々と参加者が集まりました。
注意事項などを確認したら、いよいよ開始です!
海水浴シーズンでもあるので、海の家がたくさん並んでいます。
海岸を訪れる方も多く、もしかしたらゴミがあふれているのでは…と心配していたのですが、食事のあとといったゴミはほとんど見当たりませんでした。
前回よりも少し目立ったのが、たばこのゴミです。
タバコのフィルターには、農薬、除草剤、殺虫剤などタバコを栽培するときに使用された化学物質や、ヒ素、ニコチン、多環芳香族炭化水素、クロム・カドミウムなどの重金属などタバコ生産と製造に使用された化学物質の残留物が含まれています。
有害物質は、分解されにくいタバコのフィルターを通じて、自然界に拡散しています。 タバコによって、有害物質が自然界を汚染し、植物や魚をはじめとするさまざまな生きものの体内に入り込み、食物連鎖に影響を与えています。
最近の研究では、たばこの吸い殻を浸した水に魚を入れると、4日後に半分の魚が死ぬという実験結果も発表されました。(参照:GREENPEACE 「タバコのポイ捨ては環境に大変な影響を与える!タバコのごみについて知っておきたいこと」)
この日の参加人数は105人。前回あかりの森プロジェクトが参加した6月のときは117人でしたので、同じくらいですね。
ひろったゴミの重量は下記の通りでした。
びん・缶・ペットボルがかなり多かったように思います。
- 集まったごみ 総重量15.1kg
- (可燃ごみ 9.0kg)
- (不燃ごみ 3.3㎏)
- (びん・缶 2.8㎏)
日差しが和らいでいる一方で、遠くのほうから雨雲が近づいてきているのが見えていました。
ビーチクリーン後には、海岸で拾った綺麗な貝殻を使ってビーチコーミング。
ピンクの小さなサクラガイを集めている方が多かったです。
貝殻を綺麗に洗い、ノリがついている四角いコルク板の上に思い思いに貝殻を載せて自分だけのキーホルダーを作っていきます。
大切そうにそーっと持って帰るお子さまがいらっしゃいました。
また、今回もあかりの森プロジェクトからは、参加された皆さまに、持続可能な社会の実現および地球環境の保護、省エネルギーの大切さを学んでもらうためにシナネンが制作した、ポポネンとあかりの森の応援隊長を務めるサンリオキャラクター・シナモロールが登場する絵本「シナモロールとあかりの森のポポネン」と、オリジナルステッカーを配布いたしました。
次回は、10月20日(日)の参加を予定しております。
新江ノ島水族館の売店では、”あわたん”、シナモロール、ポポネンのコラボグッズや、オリジナルのシナモロール・ポポネングッズを販売しております。
ぜひお立ち寄りください。
あかりの森プロジェクトとは?
「あかりの森プロジェクト」はお客さまとシナネンが、ともに100年先の自然を守り、育むプロジェクトです。
環境にやさしい自然エネルギー100%を利用することで地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量の削減をしながら積極的に自然を守る活動を行っています。
<あかりの森プロジェクト活動指針>
- 自然エネルギーの普及による二酸化炭素排出量の削減に努め、地球温暖化防止に取り組む
- 海や陸の自然保護、生態系の保護に関する活動に積極的に取り組む
- 様々な団体と連携し、豊かな自然を守り残していくことの大切さを伝え、気候変動の緩和や影響軽減に関する啓発に取り組む