電気代が安い時間帯があるってホント?自分に合ったプランの選び方を紹介 | 電気や環境問題のことならシナネンあかりの森メディア

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電気代が安い時間帯があるってホント?自分に合ったプランの選び方を紹介

電気代が安い時間帯があるってホント?自分に合ったプランの選び方を紹介

近年では原油価格の高騰などにより、電気料金が値上がりし、少しでも電気代を抑えたいと思う人が多いのではないでしょうか。
一部の電力会社のプランでは、時間帯によって電気代が異なるものがあります。

電気代が安くなる時間帯はいつなのか、自分に合ったプランをどう選べばいいのか、といったことを知っていればグッと電気代を抑えることが可能です。
本記事を参考に電力会社やプランの見直しを考えてみましょう。

電気料金が安くなる時間帯は?

電気料金を少しでも抑えたい方は、電気料金が安くなる時間帯を知っておくとお得です。

電気料金が安くなる時間帯やなぜ安くなるのか見ていきましょう。

契約中のプランによって異なる

結論から言えば、電気料金が安くなる時間帯は契約中のプランによって異なりますが、一般的には夜間に安くなることが多いです。

契約のプラン(契約種別)は、呼び方が電力会社によって多少異なりますが、以下のように呼ばれることが多いです。

●従量電灯
●定額電灯
●時間帯別電灯
●季節別時間帯別電灯
●ピークシフト電灯

上記の中でも「時間帯別電灯」「季節別時間帯別電灯」「ピークシフト電灯」の3つは、時間によって電気料金が異なるプランであるため、夜間に安くなります。

ちなみに一般家庭でよく使われているプランは、使用量によって料金が変わる「従量電灯」です。


大手電力会社の時間帯別電灯プラン

夜間に電気代が安くなるプランは「時間帯別電灯」です。大手電力会社の時間帯別電灯プランを表にまとめたので、見ていきましょう。

電力会社プラン名時間帯電力単価
北海道電力eタイム3プラス午後10時〜翌午前8時26円36銭
東北電力よりそう+ナイト&ホリデー午後10時〜翌午前8時27円32銭
東京電力夜トク8(エイト)午後11時〜翌午前7時31円84銭
 夜トク12(ジュウニ)午後9時〜翌午前9時33円53銭
中部電力スマートライフプラン午後10時~翌午前8時16円63銭
 スマートライフプラン【朝とく】午後11時~翌午前9時16円63銭
 スマートライフプラン【夜とく】午後9時〜翌午前7時16円63銭
北陸電力くつろぎナイト12午後8時〜翌午前8時26円98銭
関西電力はぴeタイムR午後11時~翌午前7時15円37銭
 eスマート10午後10時~翌午前8時15円53銭
中国電力時間帯別電灯のプランがありません。詳しくはHPを確認してください。
四国電力時間帯別eプラン午後11時~翌午前7時25円80銭
九州電力電化でナイト・セレクト午後21時~翌7時 午後22時~翌8時 午後23時~翌9時14円48銭
沖縄電力時間帯別電灯午後11時~翌午前7時29円53銭

※新規加入の受付を終了したプランは記載しておりませんが、最新の情報については、各電力会社のHPをご確認ください。

引用元:北海道電力

引用元:東北電力

引用元:東京電力

引用元:中部電力

引用元:北陸電力

引用元:関西電力(はぴeタイムR)

引用元:関西電力(eスマート10)

引用元:中国電力

引用元:四国電力

引用元:九州電力

引用元:沖縄電力

中国電力を除き、どの大手電力会社も夜間に安くなるプランを用意しています。

各電気会社によって設定時間や電力単価が異なるので、契約プランの詳細をしっかりと確認することが大切です。


夜間に電気料金が安いのはなぜ?

各電気会社が夜間に電気料金が安い理由は主に「電力を持て余している時間帯だから」です。

一般的に多くの人が行動する昼間は電気も多く必要となります。そのため、電気会社も電力不足に陥らないように発電しています。

夜間は人の行動が少なくなるため必要な電力量が減りますが、発電量は昼間と大きく変わりません。

そのため、電気会社は電力を無駄にしないように夜間は電気料金を安くして販売していることが多いのです。

時間帯別電灯プランのメリット・デメリット

夜間に電気料金が安くなることはメリットですが、デメリットもあります。

メリット・デメリットを把握しておかなければ、損をしてしまう可能性もあるので、しっかり見ておきましょう。

時間帯別電灯プランのメリット

時間帯別電灯プランのメリットは、夜間の電気料金が安いことです。

平日だけでなく土日祝日も変わらず値段が安いプランもあるため、共働きで日中にほとんど家にいない人におすすめです。

電気代が安いのでオール電化やエコキュートなどをうまく活用すれば、光熱費をグッと抑えることもできます。


時間帯別電灯プランのデメリット

時間帯別電灯プランのデメリットは、夜間以外の電気料金が割高になることです。

関西電力の「はぴeタイムR」を例に見ていきましょう。

1kWhあたりの電気料金
従量点灯AはぴeタイムR
条件料金単価料金単価時間帯
15kWhをこえ120kWhまで20円31銭夏季28円87銭 その他26円24銭デイタイム
120kWhをこえ300kWhまで25円71銭22円80銭リビングタイム
300kWh超過分28円70銭15円37銭ナイトタイム

従量点灯Aプランは、使用量が多くなればなるほど電気料金が高くなるプランです。

はぴeタイムRプランのナイトタイム(夜間)料金は、従量点灯Aプランと比べても5円~13円ほど安いことがわかります。

しかし、デイタイム(平日午前10時~午後5時)の料金は、従量点灯Aプラン(300kWh超過分)に匹敵する料金です。

このように夜間は安いですが、朝や昼の料金は割高になっているため夜間以外に電気を使用する時間が増えた場合、必ずプランを見直しましょう。

また平日と休日で電気料金が異なるプランもあるので、仕事がある平日だけでなく休みの日のことまで考えて契約しましょう。

自分に合ったプランの選び方

電力会社や契約プランは自分に合ったものを選ぶと、一番効率よく電気代を抑えることができます。

自分に合ったプランを選ぶにはどうすればいいか見ていきましょう。

自分のライフスタイルを見直す

自分に合ったプランを選ぶためには、自分(家族)のライフプランを見直してみましょう。

「活動時間の多い時間帯」「電気使用量は多いのか」などを一度見直して、今のプランでは割高になっていないか確認しましょう。

また、時間帯別電灯プランに変更した場合、昼間の電気の使い方についても考えなければなりません。

平日は仕事で家にいないけど、土日は昼間に電気を多く利用していると割高料金が適応されるので、節電効果が弱くなってしまいます。

外出をする、お昼寝をするなど、プランを変更した後のライフプランも考えておきましょう。


新電力会社にも目を向ける

電力会社といえば、東京電力や関西電力などの大手電力会社を思い浮かべる人が多いです。しかし、電力小売自由化を機に新電力会社も続々と参入しています。

新電力会社など大手電力会社以外にも目を向けると、自分に合った電力会社を見つける確率が高くなります。

新電力会社は、ポイントやサービスがついてくる会社や、環境に配慮した電気を使用している会社などさまざまです。

今まで目を向けていなかったけど、調べてみるとアッと驚くようなサービスを行っている会社もあります。

選べる幅は広いことに越したことはないので、大手電力会社以外にも目を向けて探してみてください。

まとめ

電力会社の多くは夜間に電気料金が安くなるプランが多いです。安くなるメリットもありますが、昼間は割高になるので注意しましょう。

電気代を抑えるためには、自分に合った電力会社(プラン)を選ぶことが大切です。

契約プランは多くあるため、自分に合ったプランを見つけるのが困難な方はシンプルなプランを選びましょう。

シナネンでんきは、時間帯によって電力量料金の価格が変わる市場連動型プランです。供給エリアは全国(一部エリアを除く)に対応しているため、どなたでも契約することが可能です。

環境にも優しい自然エネルギー100%の電気を使用しているため、財布だけでなく環境も意識したい方はぜひ検討してみてください。