【引っ越しやることリスト】すべての手順を時系列で分かりやすく紹介
「引越し準備は何から始めればいいの?」「やり忘れていることがないか心配」など、引っ越し時に不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。引っ越しは、荷物の整理だけでなく、引っ越し業者の手配やライフラインの手続きなどやることが多くあります。
本記事では、引っ越しでやることをリスト化し、時系列に沿ってわかりやすく解説しています。やり忘れがないか、やることリストを見ながら確認していきましょう。
引っ越しする「物件が決まってすぐ」にやること
引っ越しする物件が決まってすぐにやることは、以下の5つです。
- 退去日と引っ越し日の決定
- 引っ越し業者またはレンタカーの手配
- 現在の住居の解約手続き
- インターネット・テレビ・固定電話などの変更手続き
- 駐車場の解約と新居の駐車場を契約
段取り良く進めていくためにも、なるべく早い段階から作業に取り掛かりましょう。
退去日と引っ越し日の決定
新しい住居の入居日に合わせて、退去日を設定しましょう。賃貸物件の人は、退去月の家賃が日割りか月末か確かめてから、引っ越し日を設定するのがおすすめです。
例えば、月末までの家賃を支払う場合は、月初でも月末でも支払う金額が変わりませんので、月末ギリギリまで住んでいてもいいでしょう。
逆に日割りの場合は、無駄に住んでいると家賃が発生するので、新居に住める日を退去日に設定するのがおすすめです。なお、引っ越し日は引っ越し業者との調整も必要になります。
引っ越し業者またはレンタカーの手配
引っ越し業者は、複数の業者から見積もりをもらい比較することが重要です。料金やサービスなどが異なりますので、しっかり吟味しましょう。
引っ越しシーズンの2~3月、土日祝日は予約が取りにくいことがあります。そのため、引っ越し日の1~2ヶ月前から予約を取っておきましょう。繁忙期は予約が取りにくいだけでなく、料金も高くなります。そのため、引っ越し代を抑えたい人は8月や11月がおすすめです。
自分で引っ越しする人は、必要に応じてレンタカーを借りたり、協力してもらう人と予定を合わせたりしましょう。引っ越しシーズンは、軽トラなどの需要も高くなりますので、早めに予約しておいてください。
現在の住居の解約手続き
賃貸物件の人は、引っ越しする物件が決まれば、現在住んでいる住居の退去手続きを行います。退去手続きは、物件によって異なりますが、退去する1~2ヶ月前には連絡しなければなりません。
ギリギリだと間に合いませんので、物件が決まればすぐに退去手続きをしましょう。また、解約手続きが遅れると、翌月分の家賃を支払わなければならない場合もあります。
インターネット・テレビ・固定電話などの変更手続き
インターネットやテレビ、固定電話などの変更手続きには、時間を要する場合があるので、早めに手続きすることをおすすめします。それぞれ、ネットや電話での変更手続きが可能です。
引っ越し先の物件によっては、手続きが不要の場合もありますので、自分の状況に合わせて変更手続きをしましょう。
駐車場の解約と新居の駐車場を契約
駐車場は個人経営・法人経営によって解約期間が多少異なりますが、引っ越す1~3ヶ月前には連絡が必要です。退去日に合わせて解約手続きを進めましょう。
引っ越し先が賃貸物件の場合は、物件を決めたときに駐車場の契約をします。戸建ての場合で、駐車場を借りる場合は、契約したい駐車場の管理会社などに連絡しましょう。契約の際には、運転免許書や車庫証明書などが必要です。事前にコピーを用意しましょう。
引っ越しする「1週間~1ヶ月前」にやること
引っ越しする1週間~1ヶ月前は、やることが増えてきます。やり忘れがないように、やることリストを参考にしながら、引っ越し準備を進めていきましょう。
- 転出届を市役所に提出
- 転校・転園手続き
- 勤務先へ住所変更届の提出
- 郵便局で転送手続き
- 電気・ガス・水道の移転・解約手続き
- 不用品を売却
- 必要性の少ないものから荷造りを開始
転出届を市役所に提出
異なる市区町村へ引っ越しする人は、転出届を市役所に提出する必要があります。なお、引っ越した後には、引っ越し先の市役所に転入届を出します。手続き自体はすぐに終わりますが、引っ越しシーズンや年末は市役所が混みますので、注意しましょう。
なお、マイナンバーカードがある人は、マイナポータルを利用すればオンラインで手続きが済みますので、市役所に行く必要がなくなります。
転校・転園手続き
学校や幼稚園、保育園に通っている子どもがいる場合は、各種手続きが必要です。転校する場合は、早めに担当の先生に連絡します。在学証明書をもらい、転校先の市区町村で手続きを済ませます。
幼稚園の場合は、引っ越し先で入園可能な幼稚園を探しましょう。入園先が決まれば、現在通っている幼稚園から転入に必要な書類をもらい、転園先で手続きを済ませます。
保育園の場合は退園届を提出し、引っ越し先の保育園で入園の申し込みをしましょう。
勤務先へ住所変更届の提出
引っ越し先の住所がわかれば、勤務先の総務や人事部に住所が変わることを報告しましょう。住所や通勤方法(経路)の変更手続きが必要です。会社によっては、新居に住んでから提出してもいい場合がありますので、事前に聞いておきましょう。
郵便局で転送手続き
郵便物が旧居に届かないように、転送手続きが必要です。郵便局で書類をもらい提出するか、ネットから手続きをしましょう。転送期間は1年です。1年の間に、各種の住所変更を済ませておきましょう。
電気・ガス・水道の移転・解約手続き
電気・ガス・水道の移転・解約手続きが必要です。電気と水道は、ネットまたは電話で手続きできます。ガスは基本的に電話で手続きすることが多いです。場合によってはネットでもできます。
ガスは開栓時に立ち会いが必要ですが、閉栓時は基本的に不要です。ただし、オートロックマンションや、ガスメーターが室内にある場合は、ガス業者が自力で確認できないため立ち会いが必要になることもあります。
引っ越し日に合わせて、電気・ガス・水道が使えるように手続きを済ませておきましょう。繰り返しになりますが、ガスは開栓時に立ち会いが必要です。作業自体は短いですが、日程を調整しておきましょう。
不用品を売却
引っ越しするときは、なるべく物が少ないほうが便利です。そのため、不用品は売却するか処分しておきましょう。比較的時間がある人は、フリマサイトやリサイクルショップなどで、売却することをおすすめします。
大型の不用品は、粗大ごみか不用品回収業者、引っ越し業者に回収してもらいましょう。不用品回収業者や引っ越し業者に依頼すると、料金が高いので、なるべく自治体の粗大ごみ回収を利用するのがおすすめです。
自治体ごとに回収できるものが異なりますので、事前に電話で回収方法や場所、回収できるものを確認しておきましょう。
必要性の少ないものから荷造りを開始
必要性の少ないものから荷造りを始めてください。ギリギリになって荷造りすると、適当にまとめてしまい、荷解きに苦労します。オフシーズンの衣類や書籍、日用品のストックなどをまとめます。
荷造りしたダンボールには、中身の詳細を記載しましょう。また、新居の間取りに番号を割り振り、その番号も記載しておくと効率よく荷解きできます。引っ越し業者に依頼した2~3日前には、荷造りが終わっていることが理想です。
引っ越しする「前日」までにやること
引っ越し前日に、慌ただしくしないためにも以下の5つは前日までに終わらせておきましょう。
- 荷造りを済ませる
- 掃除やゴミを捨てる
- 冷蔵庫と洗濯機の水やコンセントを抜く
- 引っ越しの挨拶に必要なものを準備
- 新居の掃除や傷・汚れの確認
荷造りを済ませる
荷造りは引っ越し前日までに済ませておくのが理想です。引っ越し当日に必要な最低限なものだけを残して、それ以外のものはダンボールなどにまとめておきましょう。
引っ越し先ですぐ使うものは、用途ごとに分けるのではなく、まとめておくと便利です。また、すぐに使いたいものは最後に搬入してもらうよう、引っ越し業者に伝えておきましょう。
掃除やゴミを捨てる
燃えるゴミや燃えないゴミは、回収日が決まっていますので、前日までに捨てておきましょう。引っ越し当日にゴミが出ても、回収日でなければゴミを新居に持っていく必要があります。
とくに生ごみは臭いがしますので、引っ越し日に一番近い回収日に、まとめて捨てられるように調整しましょう。
冷蔵庫と洗濯機の水やコンセントを抜く
引っ越し日の前日に、冷蔵庫や洗濯機の水抜きが必要です。冷蔵庫や洗濯機の中には、一定の水が溜まっていますので前日に抜いておく必要があります。水が抜けるまで時間がかかりますので、必ず前日にしておきましょう。
詳しいやり方については、各種の取扱説明書を参考にしてください。
引っ越しの挨拶に必要なものを準備
引っ越しすると隣人への挨拶が必要です。単身者や女性の方は、挨拶しない人もいますので、状況に合わせて判断してください。挨拶する人は、事前に手土産を用意しておきましょう。
新居の掃除や傷・汚れの確認
入居前に新居へ行き、掃除や汚れているところがないかチェックすることが大切です。とくに賃貸物件は、傷や汚れ、壊れているところなどを事前に写真を撮ってください。退去時に修繕費を請求されても、入居時からの傷だと証明できれば、支払う必要はありません。
引っ越しする「当日」にやること
引っ越し当日は荷物の運搬・搬出が主な作業です。当日にやることは多くありませんが、以下の3つを見ていきましょう。
- 引っ越しの立ち合い・搬出
- 電気・ガス・水道の閉栓と開栓
- ご近所へ挨拶
引っ越しの立ち合い・搬出
引っ越し当日は、引っ越し業者に立ち会い、荷物の搬出を手伝います。引っ越し業者に指示を出しておくと、引っ越し先での荷解きがやりやすくなります。搬出作業が終われば、簡単に掃除をしましょう。
電気・ガス・水道の閉栓と開栓
荷物がなくなり、掃除も終われば、電気・ガス・水道の閉栓をします。電気はブレーカーを落とし、ガスや水道は元栓を閉めておきましょう。開栓手続きは、事前に済ませているためとくにする必要はありません。
新居では、電気と水道の2つはすぐに使えますが、ガスは立ち会いが終わってから使えます。
ご近所へ挨拶
引っ越し作業で迷惑をかける場合もありますので、引っ越し作業を始める前にご近所への挨拶回りをしましょう。不在の場合は、後日挨拶してください。
引っ越し後にやること
引っ越し後は、早めにやることが多くあります。とくに手続き関係が多いため、忘れないようにしましょう。
- 転入届・転居届の提出
- 学校や幼稚園の転入手続き
- 各種の住所変更手続き
- 荷解き
転入届・転居届の提出
引っ越しが終われば、転入届・転居届の提出が必要です。市区町村が異なる人は転入届、市区町村が同じ人は、転居届を管轄の市役所・区役所に提出します。転入届・転居届の提出は、引っ越し当日から14日以内にしなければなりません。
学校や幼稚園の転入手続き
学校や幼稚園の転入手続きには、転園・転校前に受け取った書類が必要です。市区町村の窓口で手続きを済ませた上で、各園・学校へ提出しましょう。各園・学校によって手続きのやり方が異なりますので、事前に書くようにしてください。
各種の住所変更手続き
引っ越し後は住所が異なりますので、各種住所変更の手続きが必要です。例えば、役所関係であれば、マイナンバー・印鑑登録・児童手当などの手続きがあります。
また、パスポートや通販サイト、クレジットカード、登録しているWebサイトなど各種で住所の変更をしましょう。
荷解き
一通りの作業が落ち着いたら、新生活に必要な準備を整えるために、荷解きをしましょう。荷解きは、それぞれのタイミングで行いましょう。必ず済ませる必要はありません。
荷解きが終わったダンボールは、自治体や古紙回収、最寄りの古紙回収場所などを利用して捨ててください。
まとめ
引っ越しはやることが多くありますので、「やることリスト」を見ながら作業を進めましょう。引っ越し当日に慌てないためにも、事前準備が必要です。また、引っ越しのタイミングで不用品を捨てたり、電力会社を見直したりすることがおすすめです。
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