個人向けコラム

二人暮らしの光熱費は?平均以下まで抑える節約方法を解説

二人暮らしの光熱費は?平均以下まで抑える節約方法を解説

一人暮らしから二人暮らしになると光熱費が高くなります。以前までは自分が使う分だけだったので把握しやすいですが、同棲するとそうはいきません。

節約するにしてもパートナーとの協力が大切です。本記事では、二人暮らしの光熱費の平均と光熱費を平均以下まで抑える節約方法を紹介します。二人で協力しながら節約に挑戦しましょう。

二人暮らしの光熱費の平均は?

総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2022年」によると、二人暮らしの光熱費の平均金額は、上下水道料(4,229円)、ガス代(4,900円)、電気代(11,307円)、その他光熱費(1,600円)、合計22,036円です。

しかし、光熱費は住んでいる地域や季節によって異なります。そのため、地域・季節別で二人暮らしの光熱費の平均を見ていきましょう。

地域別で見る光熱費の平均

総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2022年」をもとに地域別の光熱費を表にまとめました。ただし、二人暮らしのデータを求めることはできないため、総世帯での平均金額となっています。

 電気代の平均金額ガス代の平均金額水道代の平均金額その他光熱費の平均金額光熱費の平均金額
北海道13,084円4,810円5,212円7,536円30,642円
東北13,835円4,619円6,436円4,383円29,273円
関東12,262円5,918円5,271円915円24,366円
北陸15,517円4,373円6,202円2,437円28,529円
東海12,439円5,607円4,853円852円23,751円
近畿12,221円5,399円5,078円565円23,482円
中国14,743円4,133円5,177円979円22,730円
四国13,450円3,751円4,282円1,020円21,495円
九州11,894円4,091円4,787円745円22,066円
沖縄11,616円4,296円4,359円597円21,696円

引用元:家計調査 2022年 e-stat

光熱費が一番高いのは寒さの厳しい北海道です。次いで東北、北陸と寒い地方の光熱費が高くなる傾向があります。

寒さの厳しい地方は暖房器具を多く利用するため、電気代やその他光熱費(灯油代)が高くなります。

自分の住んでいる地方の電気代やガス代などが高いのか比較するときに利用してください。


季節別で見る光熱費の平均

季節光熱費の平均金額
2022年10月~12月(秋)21,024円
2023年1月~3月(冬)30,336円
2023年4月~6月(春)20,663円
2023年7月~9月(夏)16,637円

引用元:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表

季節別で見ると一番光熱費が高くなるのは1月~3月(冬)です。前述のとおり寒さが厳しくなると暖房器具を多用するため光熱費が高くなります。

夏は冷房器具を多用するため光熱費が高くなるイメージがありますが、室内と室外の温度差が小さくあまりエネルギーを消費しないため光熱費は高くありません。

そのため、光熱費を節約するときは冬の光熱費を抑えることが一番効果的です。


一人暮らしの光熱費と比較

 電気代ガス代水道代その他光熱費光熱費の平均金額
一人暮らし6,808円3,331円2,116円843円13,098円
二人暮らし11,307円4,900円4,229円1,600円22,036円

引用元:家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2022年

総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2022年」をもとに一人暮らしと二人暮らしの光熱費を比較すると上記のような結果になりました。

光熱費の平均金額の差は約10,000円と非常に大きいです。家電のサイズが大きくなったり、使用する時間が増えたりすることで大幅に光熱費が上がります。

光熱費を平均以下まで抑える節約方法

光熱費を抑える節約方法を「ガス」「水道」「電気」ごとに見ていきましょう。

ガス代の節約方法

ガス代の節約方法は主に「物件選び」「キッチン編」「お風呂編」の3つです。

・物件選び

物件を選ぶ際はプロパンガスではなく「都市ガス」の物件を選びましょう。プロパンガス料金消費者協会の調査をもとにプロパンガスと都市ガスの平均料金を比較したので見ていきましょう。

 都市ガスプロパンガス
北海道5,533円11,009円
東京都4,238円8,033円
愛知県5,119円8,631円
大阪府4,728円8,164円
福岡県6,026円8,702円

引用元:プロパンガスと都市ガスの料金比較 | プロパンガス料金消費者協会

どの県を見ても2倍近く平均料金が異なるため、節約するためには都市ガスを選びましょう。

・キッチン編

料理の際にガスの使い方を意識すると節約できます。たとえば、お湯を大量に沸かすときはガスが効率的です。しかし、1人分のみであれば電気ケトルを利用する方が低コストになります。

また野菜を下茹でする際は電子レンジの方が経済的です。その他にも、まとめて調理し保存しておくことでガスを使用する時間を短縮することができます。

・お風呂編

一番ガス代がかかるのがお風呂であるため、ここを意識して節約しましょう。お風呂は沸いてからすぐ入浴することで追い焚きの回数を減らしましょう。

また給湯温度は高く設定しすぎず、浴槽の湯量も少し低く設定するのがポイントです。


水道代の節約方法

水道代はとにかく「水を使う量を減らす」ということを意識してください。毎日の積み重ねで1カ月、1年と差がでてきます。

具体的には水を出しっぱなしにせずこまめに水を止めることです。歯磨きや食器洗いの際に出しっぱなしにしがちなので注意しましょう。

またお風呂やキッチンのシャワーヘッドを変え、水を余分に出さないことも節水のポイントです。その他にもトイレの「大」と「小」を使い分ける、洗濯物はまとめて洗う、お風呂の水を再利用するなどの節約方法を行いましょう。


電気代の節約方法

電気代の節約方法は以下のようなものがあります。

・電気会社やプランを見直す
・こまめに電気を消す
・コンセントを差しっぱなしにしない
・省エネ家電に買い替える
・家電の正しい使い方を学ぶなど

電気代の節約方法について詳しく知りたい人は「こちら」の記事も参考になりますので、ぜひ目を通してみてください。


家計簿をつけると効果的

家計簿をつけて毎月の光熱費を「見える化」することが節約のポイントです。毎日節約を頑張っていても、いくら安くなったのか把握していなければ効果があったのかわかりません。

毎月の支出を把握することで、節約の効果を実感できるとともに改善点なども見つけることができます。

家計簿をつける際は、二人で共有することが大切です。お互いに光熱費を把握することで協力することができ、スムーズに光熱費を節約することができます。

家計簿はノートだけでなくアプリやExcelなどでも付けることができるため、自分に合った種類を選びましょう。

二人暮らしで光熱費を節約するときに注意すること

光熱費を節約するときは、必ずパートナーと協力することが大切です。1人で光熱費を節約しても効果が低く、またパートナーと喧嘩の原因になる可能性もあります。

まずはパートナーと話し合い、何から始めるか決めていきましょう。また光熱費を節約するときは「無理なく継続する」ことがキーワードです。

水道や電気などは生活において大切なライフラインであるため、極端に節約しすぎて健康に支障がでるようではいけません。あくまで無駄をなくすために行うことであり無理な節約はしないようにしましょう。

光熱費の高くなる「冬」に絞って節約することも大切ですが、継続して意識することで節約生活が浸透していくため、なるべく年間を通じて継続的に行いましょう。

まとめ

光熱費を効率的に節約したい人は、一番金額の高い電気代から節約することをおすすめします。

家庭のライフスタイルに合っていないプランを契約していると、想像以上に電気代が高くなるケースがあります。そのため、電気代の節約方法の中でも、まずは電気会社の見直しから始めましょう。

シナネンでんきは創業90年以上という「信頼」と「実績」があります。料金プランもシンプルで基本料金は0円、使った分だけお支払いしていただく料金体系です。

電気使用量の多いご家庭にもやさしいプランになっていますので、ぜひ検討してください。